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偕楽園の見どころは吐玉泉(とぎょくせん)と梅まつり【茨城ドライブ】

私が、おすすめしたいスポットは茨城県水戸市にある日本三大名園の一つ偕楽園(かいらくえん)です。

梅の花が咲く時期は、その見事な情景を見るためにとても混雑します。それでも、一見の価値ありの場所です。

そこで、偕楽園に何度も訪れたことがある私の思い出とともに見どころやおすすめポイントをご紹介します。

偕楽園の見どころは吐玉泉(とぎょくせん)と梅まつり

梅の花の時期の偕楽園

偕楽園に行って思うことは、「梅の花」の時期、「桜」の時期は大変に混雑します。偕楽園からは目の前に「千波湖(せんばこ)」という湖(一周3㎞程度の大きさ)が見られますし、梅の花もこんなに種類があるのかと思うほど色とりどりの梅が咲いている情景は見事です。

偕楽園自体は入園料は無料なので、するすると入っていけます。日本三大名園と謳っている割にはリーズナブルな見学地だと思います。

そして、偕楽園の中には「好文亭(こうぶんてい)」という徳川斉昭公が設計したといわれる建物も風情があってなかなかいいですよ。ただ、偕楽園は入園料無料なのに、好文亭は190円の入場料が取られるのは「?」という感じですが・・・。

近くの常磐神社・千波湖など、ちょっと足を伸ばせば、ちょっとした歴史を感じることもできますよ。

偕楽園でやる好きなことは、ただ、ひたすらゆっくり散歩をすることです。かなり、高低差もありますし、偕楽園内をあちこち巡るだけでも結構な時間が掛かります。

「吐玉泉(とぎょくせん)」という一番下に下りた場所にある人工の水場は、夏場でも涼しく気持ちがいいですし、混んでいる時期を外せばゆっくりできること請け合いです。

また、県庁所在地としても水戸の駅前はお世辞にも活気のある状態とは思えません。地元の人たちは、ちょっと離れたショッピングモール等にお出かけするようです。

そのちょっと離れたところにある「茨城県庁」は駐車場無料・展望台無料で、茨城が一望に見渡せるのは穴場と言っていいでしょう。

偕楽園にいった思い出

偕楽園は、当然のことながら地元ですので、名前だけは有名でした。大学の友人のアパートが近くにあったので、当時は管理の甘かった偕楽園に夜中に忍び込んで、飲み物を持ち込んで花見(梅の花)をしたものです。

しかしながら、まともに昼間には行ったこともない内に、偕楽園で梅の花を見るための人がたくさん溢れる中、「梅酒売り(販売・補充・運搬)」のアルバイトもしていました。

人生初のデートで選んだ場所は偕楽園です。とは言っても30年以上も前の話になりますが・・・、当時は携帯電話もなく彼女に電話をして「偕楽園で、○○時に」とだけ伝えました。

これも分かりやすいからという理由で選んだだけなので、近くにありながらも自分でまともにいったことすらなかったです。デートに選んで、さて何を見せたらいいのだろう・・・と選んだ後に悩んでしまいます。

また、今では問題になってしまうでしょうが、当時、大学生で閉園後の偕楽園に忍び込んで、花見をしたことも同時に思い出しました。

「近い」ということもあり、「行く気になればいつでも行ける」という気持ちの方が大きく、「偕楽園での梅の花」っていうのも、若い自分にとってはちょっとためらう部分が大きかったです。

元々、人混みがあまり得意ではないので、初デートでまともにいった時も梅の花すら咲いていない5月のころだったように記憶しています。

偕楽園を初デートで選んだのも待ち合わせに迷わないからだけでした。その当時、電話をして「今どこにいるの?」なんていう会話はこの世に存在しませんでした。有線の固定電話しかなかったからです。

待ち合わせは確実にしておかないと「会えない」「捜す」は必要不可欠の行動になってしまいます。「偕楽園の○○」といえば大体たどり着く場所だからそこを選びました。

偕楽園に行くときに注意したいこと

好文亭から見る千波湖

偕楽園で改善してもらいたいことは、おしゃれで美味しいというカフェとかレストランがないことでしょうか。そのため、屋台で売っている「やきそば」「甘酒」などで小腹を満たすことになっているのが少し残念です。

「水戸に行ったらこれを食べた方がいいよ」とか「お土産はこれが一番だよ」と勧められるものもないことも気になります。「○○だったら○○」、たとえば、仙台だったら萩の月みたいなものが今後、望まれるところです。最も、地元だから知らないってこともありそうですが・・。

歴史を感じたい人、初デートの人(笑)、梅の花が好きな人には訪れることをおすすめします。逆に、騒ぐような人はこの中では浮いてしまう存在になるでしょうから、おすすめはしません。ま、行ってみれば、そういうことができない場所であると言うことはすぐに体感できると思いますが。

食べたいもの、飲みたいものは途中で調達した方がいいでしょう。冷えた身体に甘酒というのも美味しいし暖まりますが「No.1」と言えるほどではありませんので・・・。

また、来園するのであれば、やはり梅の時期をおすすめします。人混みは辛いですが一面に咲く梅の花は一見の価値ありです。

松尾芭蕉の「草いろいろ おのおの花の 手柄かな」なんていう俳句がポッと浮かんでくるような雰囲気に満ちています。

まとめ

私が何度も行ったことがある偕楽園の見どころポイントである吐玉泉(とぎょくせん)と梅まつりをご紹介しました。

いろんな季節を感じさせてくれる場所ですが、やっぱり、おすすめは梅の花が咲く時期ですね。あの雰囲気は味わっていただきたいと思います。

ドライブがてら、自然を感じたいと思ったら、偕楽園にも足をのばしてくださいね、