自動車免許

AT免許からMT免許に変更する方法!限定解除の料金と一発で合格できるか?

ギアチェンジ

オートマチック車が増えるにしたがって、AT免許を選ぶ人が増えてきました。ところが、もっと楽しく運転がしてみたいとか、仕事の関係で必要になってきた、などといった理由からAT限定を解除したいと思う人もいるでしょう。

そんな方のために、オートマチック限定免許の解除の仕方や料金などを紹介します。

AT免許からMT免許に変更するには?

運転免許証の条件等に書かれている「ATに限る」を取るには限定解除審査を受けて合格する必要があります。審査を受ける方法は、下記の2つが一般的です。

  1. 運転免許試験場
  2. 指定自動車教習所

運転免許試験場で受ける方法は、一発試験と呼ばれるように、MT車を運転する技能があるかをチェックされ、その場で、合否が判断されます。

指定自動車教習所の場合は、技能講習を4時間以上、受けてから、教習所内で限定解除の審査を受ける方法です。多くの方は、マニュアルミッションを運転するスキルがありませんから、教習所を選びます。

技能講習で受ける内容は、

  • ギア&クラッチ操作
  • 坂道発進
  • 踏み切りでの停車と発進
  • S字走行
  • クランク
  • 縦列駐車
  • 方向転換

などです。

AT免許の限定解除の講習は教習所の中だけでおこなわれ、路上講習はありません。技能だけで学科は無いです。そして、教習所で限定解除の審査を受けます。

合格すると、自動車学校から発行される「技能審査合格証明書」を持って、運転免許試験場などに行き、解除してもらいます。ただし、運転免許の裏面に限定解除のスタンプを押してもらえるだけです。

次に免許が新しく発行されるときに、はじめて、免許の条件等の「ATに限る」は消えます。だから、免許の書き換え時期が近いときが、限定解除の狙い目かもしれません。まぁ、MT車が運転できれば良いので、私なら気にしませんけどね。

AT免許の限定解除の料金は?

次に気になるのが、AT免許からMT免許に変更するには、いくらかかるのか? ですね。

運転免許試験場で一発試験を受ける場合は、手数料が3,000円かかります。費用だけをみると、直接、受けたくなるかもしれません。

一方、自動車教習所で限定解除をする場合は、5万円以上、かかります。何ヶ所か調べてみましたが、料金がいろいろありました。お近くの教習所で確認してみてください。

何で、こんなに高いのかと思いました。よくよく内訳をみてみると、入学金や申込金などが含まれています。新たに入るわけだけど、ちょっとビックリです。

さらに、順調に行かないと、技能教習料や検定費用が追加されます。これは、AT限定を取ったときと同じで、MT車を運転するスキルがないと教官に判断されたら、お金がかかるんです。

はれて、指定教習所で技能審査に合格すると限定解除の手数料は1,450円かかります。だから、教習所でAT免許をMT免許に変える場合は、6万~10万くらいの間でしょうか。

AT免許の限定解除を一発試験で合格できるか?

AT免許からMT免許に一発試験で変更できれば、料金は格安ですみます。一発で合格できれば、3,000円です。ただし、合格すればの話で、現実的には難しいでしょう。

MT車の運転スキルも問題ですが、人によるので、今回は考えないことにします。限定解除を一発試験で合格するのが難しい理由に、特有のマナーがあると考えます。

免許を取ってから自分で運転するときに、踏み切りで停車したときや方向転換する場合、運転席側の窓をあけてますか?

運転免許を取り立てのころは、やっていたことも、運転に慣れてくると、やらなくなります。だから、MT車を運転できる人でも、一発試験には落ちる可能性が高いです。正直、私も、まったく自信がありません。

もし、一発試験で合格するには、どうしたら良いかと聞かれたら、AT免許を取ってすぐに行った方が良いと答えますね。

まとめ

AT免許からMT免許に変更するには、限定解除審査に合格する必要があります。直接、試験場で受ける方法と教習所に通う方法の2つです。

どちらを選ぶにもメリット、デメリットがあります。料金だけでなく、期間や手間を考えて、選んでください。